【質疑応答15

加賀屋:よろしいでしょうか。それでは、あの、すいません。もう 1 時を過ぎてますので。えっと、あと 1 名。えっと、左の列、一番後ろの方ですね。


川口:日経新聞の川口と申します。やはり、その、責任論について、もう一回、お聞きしたいんですけども、これ野依さん、社会の信頼を損ねる事態を引き起こしたことに対して、お詫び申し上げると言ってますよね。これ、例えば、自らね、そのやっぱりこの混乱引き起こしたということで、その現執行部を、交代させなきゃいけないんじゃないかという思いはないんですか、それ。川合さんにしても、有信さんにしても、野依さんにしても。


有信:あの、騒がせたということに対して責任をとれば済むかという話をしたら、全ての組織は成り立ちません。したがって、今回の調査委員会で明らかになったように、具体的な問題、課題を明確にしながら、それに対して、えー、きちんとした対応策をとり、その、例えば、今の理研の場合について言えば、研究のIntegrity がきちんと確保されるように、その個人的な資質を醸成し、あるいは、組織的な対応を進めということを確実にやっていくことが、その、理研が今回の、そのー、問題に対して真摯に対応すべき道だろうというふうに思っています。したがって、これを、その、何ていうんですかね、経営者全部入れ替えれば、済むかというとそういう問題ではないというふうに私は理解しています。


川口:川合さんどうですか?


川合:今、あの、有信からの、あの、コメントの通りだと思っております。私(わたくし)自身については至らぬところがあった可能性は否定できません。それは、あのー、生命科学の非常に、あのー、詳細にわたる見識が必要な事件であったというふうに思っておりますので、そういう意味では私が一人で研究担当をやっていることについて、あのー、不十分であったという指摘はいろいろなところから受けております。一方で専門で役に立っている分野も理研の中には多々ございますので、そこは分野の違う者が今、共に協力しあって、全体の分野をカバーできるような体制にこの 10 月末から切り替えてございます。で、あの、一人の研究担当で全て理研の全部の分野を見るということは、多分誰がついても不可能なことなので、そういう意味では、今回から、今回の教訓を、あの、えー、糧に理研全体の研究をカバーできるような体制を取り直させていただいたというのは、あの、大変、ありがたい、あの、改正だったというふうに考えております。


川口:そしたら、直しましたよね。今回体制を作り直しましたよね。普通そうなったらですね。普通、その、それを実行する人間も変わるんじゃないですか、それ。まだやりますか、それ。


有信:普通、変わる、普通、変わるのが常識ということは私(わたくし)は理解できませんが、民間の企業の場合でも、変わる場合もあり、変わらない場合もあると。多くの場合、変わる場合について言えば、それは、まぁ、その、反省の姿勢を示すという形で変わる。つまり、反省の姿勢を示すことが、問題の解決に実は全く役に立っていないにも関わらず、反省の姿勢を示すために、その、経営陣がそう取っ替えをして、全く新しい経営陣になったところで、せっかくその、新しい経営陣がその具体的な施策を作るのであれば、それはそれで意味がありますが、もう既に、その、今までの事実関係、あるいは、あの、反省に基づいて具体的な施策が打たれているところで、その施策を具体的に実行している人たちがそこで総取っ替えになったら、また訳が分からないというか、ちょっと言い方乱暴ですが、そのきちんとやっていくためには、その、それを作り真摯に反省した人たちがやっていくということにも、あの、一理はあると私は考えています。


川口:じゃあ、この問題の責任というのは、小保方さんとか、笹井さんとか、若山さん。それだけですか。


有信:そんなことは言っていません。だから、組織的な責任は、あの当然、あの、今回の調査報告に基づいて、さらに、あの、きちんと精査をされていく部分もありますし、今までの中で、あのー、例えば、CDB の報告書の中にも書いてありますように、指摘されている部分もあります。で、それについて、えっと、先ほど指摘ありましたように、極めて一般的にいうとバランスがきちんとしていないのではないかと、こういう物の見方もできるわけで、まぁ、それぞれの、その、何て言うんですかね、??? な、あの、観点から、具体的な各組織運営の観点まで含めてですね、具体的な施策を打っていくということだろうと思ってますが、具体的な施策というのは、まぁ、首傾げてるから、どういうことか分からないんだろうと思いますけども、例えば、その、先ほど申し上げましたように、そのデータの保管規程をきちんとしていくだとか、これはそれぞれの組織上の規程の話になります。
 

加賀屋:はい、えー、すいません、あの、予定の時間大分過ぎておりますので、えーっと、以上をもちまして、えーっと、本日のご説明を終了をさせていただきたいと思います。えー、本日は朝から長時間にわたり、どうもありがとうございました。